だからあたしも 琉生の過去を無理矢理聞かない。 だって、聞かれたくないことは人間なんだし 1つや2つ… まぁそれ以上かもしれないけど、あるでしょ? あたしだって、話したくない過去だってある。 「そりゃ話してねーんだし、当たり前だろ」 「…琉生はあたしが話してないこと いっぱい知ってるのに」 パパはなぜか琉生にあたしの事知ってる範囲を全部話してる。 なのにパパは琉生の事を聞いてもあんまり答えてくれない。