昔から、欲しいものなら何でも手に入った。



あれが欲しい これが欲しいとパパにねだると、パパはすぐに買ってくれる。



そうやって甘やかされて育ったあたしは、今では我儘の連発だ。



「茗花様…、もう少し冷房の温度をあげた方が宜しいかと」



「いいのっ、この温度で!高杉、喉渇いたから飲み物持ってきて」