私は彼のメールに対し、
「へえ、良かったじゃん。おめでとう」
大学は広いし関わることもないだろう。そこまで興味を持つこともなかった私はそれだけ返信して携帯電源を切った。
このときの私は思いもしなかった。彼の入学がが、私の人生の歯車を狂わせた、いや、私の人生の歯車を狂わせてくれるということを。