朝。いつも通りの朝だった。
とくにいつもと違う出来事もなく、朝起きて、顔を洗い、歯を磨き、ご飯を食べ、学校に行く準備をする。
身支度を終わらせたあと、スマホを見るともう2年は話していない後輩からメールが届いていた。
「美春先輩〜!!お久しぶりっす!!何年ぶりですかね?(笑)そこで美春先輩にいいお知らせがあります!!ででん!!なんとこの俺、笹山悠くん、先輩と同じ大学に進学することが決まりました〜!!」
2年話さなかったのにも関わらず、テンションが高い文面を見て、相変わらずだと思った。