「確かに……ねぇ、2人とも……何だか嬉しそうだね」

玲の言葉に、僕は紫恩と顔を見合わせる。そして、同時に玲に目を移した。

「……そう?」

「うん。もしかして……2人で暮らすの、ずっと楽しみにしてた?」

「……うん!楽しみにしてた!」

僕と紫恩の声が重なって、僕と紫恩はもう一度顔を見合わせる。

そして、同時に笑った。