「大悟くーん。」


背中を向けた大悟に昌悟が声をかける。


「・・・・・・・・・しー。」

「ん?」


昌悟が大悟をのぞき込む。


「あー♪」

「・・・・・・・・・・・。」


大悟の膝枕でいろはがすやすやと寝息を立てている。
 

右手がゆっくりといろはの頭を撫でる。


「・・・・・・・んー。」


幸せそうな寝息を立てるいろは。