「うぜぇんだよ」
力いっぱい一葉のお腹めがけてパンチを入れる。
すると思いの外いい感じに入ったパンチにむせて床にうずくまる。
私はそのまま一葉の横を通り過ぎ家を出た。
あいつが黒龍の姫だとか関係ない。
なんでもいい、どうでもいい。
私は度々、陽介のいない時や叔母さん叔父さんが帰っていない時にこうやって一葉をストレス解消の道具にすることがある。
アイツは誰にも言っていないようだ。
身体にあるアザを見られないように頑張っているようだが、別に私は見られてもいいと思う。
というか、みんなに見せて私を早くあの家から出して欲しい。

