「は?じゃどーすんの?」
「どーしよ?」
「めるがつくろっか~??」
「いや、あんたには無理」

横から提案をしてきためるに、手でストップをかける。

「ちょっと待って。今の時点を整理すると、
 私はバイトがあるから作れない。
 レオは料理が出来ない。
 めるは問題外。
 ということは・・・」
「どうすることもできないんじゃない?」
「だよね~・・・」

私は大きく溜め息をつく。
コンビニ弁当じゃあまりにかわいそうだし、だからって私が作るという案も、休日なら可能だけど平日は無理。
どうもお手上げのようだ。

「どうしよう・・・?」










「きゃー☆これが凛ちゃんの弟くんと妹ちゃん!?」
「へー・・・二人とも凛ちゃんにそっくりだね」

レオとめるを目の前にして、店長は大はしゃぎ。竹ちゃんは感心したように私たち三人を見比べている。

結局良い案が浮かばず、店長に頼んで二人の晩ご飯を作ってもらうことにした。

「店長、今朝の話のとおりなんですけど、いいですか??」
「もちろんいいわよ!夜ご飯くらい私にまかせなさい☆」
「あ、ありがとうございます!ほんと店長は頼りになりますよ~☆」

私はほっとしたように息を吐き出す。
これで、なんとか安心だ。

「名前、何て言うの?」
「俺は、レオです。よろしくお願いします」
「めるだよ~☆」
「そうwレオくんにめるちゃんね☆これからよろしくね♪」