運命が変えた一夜 ~年上シェフの甘い溺愛~

孤独を恐れてばかりいて前に進めなかった自分。
今は毎日、あたたかなぬくもりに包まれて、まっすぐな言葉で悟に気持ちごと包まれ幸せいっぱいだ。

子どもが生まれたらきっとその幸せは倍以上になる。

そんなことを考える日が増えた。

「のぼせる前にあがらないとな」
「うん」
お風呂から上がると、悟は綾乃の体をふき、パジャマを着せ、髪を乾かす。

これは譲れないと、綾乃にはやらせない悟。

最近は妊娠線の予防クリームまで塗ってくれている。
どんどんと二人の距離は近づいていた。