運命が変えた一夜 ～年上シェフの甘い溺愛～

「俺と結婚してください。」
綾乃は瞳を開けて、悟の目を見た。

まっすぐな目から視線がそらせない。

「愛してる。結婚しよう。」
もう一度告げられる、その言葉に綾乃は涙を流しながら頷いた。

この人を信じよう。
うんん。一番は私がこの人の想いを信じたい。
一緒に居たい。
一緒の未来が私も欲しい。

頷いた綾乃の体を慎重に、でも強く抱きしめながら悟は「ありがとう」とささやく。

3人一緒の未来。
この時二人は想像してやまなかった。
まぶしい、幸せな日々を・・・。