運命が変えた一夜 ～年上シェフの甘い溺愛～

リビングのテーブルに二人は正面合って座り食事を始める。

「いただきます」
「いただきます」
「あっ、今日のおみやげ、部屋に忘れてきちゃった。」
そう言って立ち上がる綾乃。

悟も一緒に立ち上がる。
「取ってくるね。先に食べてて。」
「ダメ、俺も行く」
「え？隣なのに？」
「いいから」
部屋に悟へのお土産を取りに行った綾乃。
悟は綾乃の右側を歩き、エスコートする。

かなり近い距離。
それでも離れがたい悟の気持ちが綾乃にはくすぐったかった。