運命が変えた一夜 ~年上シェフの甘い溺愛~

『今日もおにぎりおいしかったです。ありがとう。今日は鬼のような忙しさ。電話が鳴りやまず、今昼食です。』

いつものようにメールを返す綾乃。
すぐに悟から返事が返ってくる。

『もう夕方だぞ!夕飯は軽めがいいかな。無理しないように。って言っても無理するだろうから帰ってから思い切り甘やかしてやる!』
返事を見ると自然と頬が緩む綾乃。

早く帰りたい。

そう思える毎日。

だから頑張れる。

綾乃はおにぎりを大口で頬張り再び仕事を始めた。