運命が変えた一夜 ~年上シェフの甘い溺愛~

「ダメ。絶対に譲らない。絶対。」
そう言って聞かない悟。

ケガをしている綾乃を一人にできないと、自分の部屋に来るようにいって聞かない。

「でも・・・本当に・・・」
さすがにまた悟に迷惑をかけたくないと綾乃はどうしても首を縦にふれずにいる。
翌日から綾乃はしばらく自宅からリモートで仕事をする段取りは組んである。
どうしても現場に向かわないとならないこと以外は家で仕事をする。

そう説明しても悟は絶対にダメだときかない。

「今日一日俺がどんだけ不安だったか。絶対にダメ。じゃあ俺がこっちの部屋におじゃまする。」
「・・・」
少し黙り考えた綾乃。

確かに悟が一緒にいてくれたら心強い。
それに・・・一緒にいたい・・・でも・・・