「もうこれからは一人じゃない。」
「・・・うん」
「じゃあ、おやすみ。」
「おやすみなさい。あっこのダウンはクリーニングしてから返します。」
「いや、いい。それはおまじないだから。次会う時まで持ってて。」
悟は綾乃が着ている自分のダウンの首元をギュッとあげた。
ずっと一緒にはいられない。
その分、綾乃を守れるようにおなじないをする。
「じゃあ、おやすみ。」
綾乃が部屋に入るまで悟は部屋の前から動かなかった。
玄関を閉める前に、悟は「これ」と残っていたクラムチャウダーを入れたポットを綾乃に渡す。
「ありがとう」
心からの感謝を伝えてから綾乃は玄関の扉を閉めた。
「・・・うん」
「じゃあ、おやすみ。」
「おやすみなさい。あっこのダウンはクリーニングしてから返します。」
「いや、いい。それはおまじないだから。次会う時まで持ってて。」
悟は綾乃が着ている自分のダウンの首元をギュッとあげた。
ずっと一緒にはいられない。
その分、綾乃を守れるようにおなじないをする。
「じゃあ、おやすみ。」
綾乃が部屋に入るまで悟は部屋の前から動かなかった。
玄関を閉める前に、悟は「これ」と残っていたクラムチャウダーを入れたポットを綾乃に渡す。
「ありがとう」
心からの感謝を伝えてから綾乃は玄関の扉を閉めた。



