やぁ、俺はとある男子高校生、名前は……、モミジってことにしとこうかな。
この話は、あくまでも主人公である俺の主観、偏見、妄想で書いて行こうと思う。
そりゃないだろって突っ込まれることもあると思うが、まぁ少し話を持っているだけだろうと思って読み進めてくれ。
じゃ、この下から本編だ。



〜恋愛男子中高生日記〜



県の端っこにある町の山と海に囲まれた小学校にすすり泣く声や、励ましの声が多く聞こえる。

「また、手紙出すからね！」
「あっちの学校に行っても頑張れよ！」
「あんたと居れて楽しかったよ！」

そう、これは誰しもが1回は経験したことがあるだろう、転校イベントだ。
と、言っても別に俺が転校する訳ではない。転校するのは初恋の人、優子ちゃんだった。
彼女は泣きながら皆に別れを告げる。