あなたと恋に落ちるまで~御曹司は、一途に私に恋をする~

そっか…家族みんなで見てくれたんだね。


ずいぶん昔の約束、僕も忘れてたよ。


「雫さんに見てもらえて嬉しいよ。でも、長野に住んでるのに、僕は…まだ家族とは行ってないな」


「子どもさんがもう少し大きくなったら連れてってあげてね。奥さんも、きっとあれを見たら感動するね」


「そうだね…いつか連れてくよ」


ずっとあなたと行きたいって思ってた。


でも、もう…


僕にも守るべき家族ができたんだから、いつまでもあなたを思い続けることは…よくないよね。


ちゃんとわかってるよ…


そんなのずっとわかってる。


だけど、この人を長い間想ってきた気持ちは、自分が思う以上に、どうしようもなく果てしなく深くて。


あなたは、僕の心の中にどこまでも存在し続けて…


黒板にマジックで書いた文字を、必死に黒板消しで何度も消そうとするみたいに…


いくら頑張ったって、どうしても消えないんだ。


男は未練たらしいってよくいうけど…


あれは…正論だ。