あなたと恋に落ちるまで~御曹司は、一途に私に恋をする~

「自分でパンを作って売ってるなんてすごいよ。僕も…食べてみたいな。雫さん、ちゃんと夢を叶えてるんだね」


「私は、希良君みたいに夢を叶えるって程ではないけど、でも、好きなことを仕事にできてることに感謝かな。誰かに、自分のパンを食べてもらえることが幸せで…」


「やっぱり、雫さんはあの人と結婚して正解だったね。あんなに可愛い子もいて、好きなパン作りを仕事にできて。本当に…良かった」


この気持ちは嘘じゃない。


心からそう思えてる自分がいる。


雫さんの幸せは…僕の幸せだから。


「ねえ、希良君は? 結婚…とか」


ちょっと、聞きづらそうにしてる。


「うん、したよ。2歳になる女の子がいる」


「そうなんだ! パパになったんだね。2歳の女の子なんて、すごく可愛い時だよね。希良君…幸せなんだね」


雫さんは、とても嬉しそうな顔をした。


僕が幸せになることは…


あなたの願い…だろうから…


「うん…幸せだよ」


僕は、満面の笑みを浮かべて言った。