あなたと恋に落ちるまで~御曹司は、一途に私に恋をする~

そんなことまで心配してくれるの?


きっとめちゃくちゃ忙しくて疲れてるはずなのに、本当に…ごめんね。


公園に着いて待ってたら、正孝君が息を切らしながら私の前に現れた。


駅からここまで走って来てくれた?


小さな夜の公園には、今日も誰もいない。


全くの2人だけの空間。


荒くなった息遣いが治まらないうちに、


『ごめん…待たせて』


って、優しい声で言ってくれた。


正孝君、全然、変わってない。


ううん、見ない間に男らしさがずいぶん増した気がする。


お父さんの会社に就職したって言ってたけど、何ていうか…すごくカッコいい。


再会して、改めて思った。


私をフッた彼氏よりも、正孝君は何倍も…何万倍も素敵な人だって。


学生時代は、たぶん、この見た目に慣れてしまってたんだろうか。


目の前にいるこの人は、息が乱れてても、まるで白馬の王子様みたいにキラキラしてて、公園の薄暗さの中でも眩し過ぎる程輝いて見えたんだ。