あなたと恋に落ちるまで~御曹司は、一途に私に恋をする~

なぜかそう思った。


私は父の会社にかかってきた、その電話に出た。


『は、はい』


ちょっとドキドキする…


『真美ちゃん、おかえり。すぐに連絡できなくて…ごめん』


やっぱり…正孝君だ。


この声、何だかとても懐かしい気がする。


最後に聞いてから、そう長い時間が経ってるわけじゃないのに…


向こうにいる間、お互い忙しい日々の中、たまにメールのやり取りはしてた。


オーストラリアから帰る直前、私は、


『日本に帰ったら、彼と結婚するかも知れない』って…そうメールに書いたのを思い出した。


そんな報告をしてたこと、急にどうしようもなく恥ずかしくなった。


『真美ちゃん、結婚するんだよね。直接おめでとうって言いたかったんだ。真美ちゃんの携帯…全然通じなかったから。悪いと思ったんだけどお父さんの会社にかけた。繋がって良かったよ。でも、もう電話しないから安心して。本当におめでとう…幸せにね』