あなたと恋に落ちるまで~御曹司は、一途に私に恋をする~

付き合って半年。


結婚の約束もして、この人と結婚するんだって本気で思ってた。


なのに…


戻ってきた途端、私は彼に言われたんだ。


『向こうなら彼女にバレずに済んだけど、こっちにいたらやっぱりバレるからさ。ごめんな、真美。あいつとはもう5年も付き合ってるから、帰ってきたら結婚してって言われてるんだ。だからお前とは…結婚できない』


完全に二股をかけられてた。


騙されてたことを知り、私は悔しさと怒りを覚え、それはやがて…虚無感に変わっていった。


心の中全部が『もうどうでもいい』って、投げやりな気持ちに支配されて、私は、もう人を信じることができなくなってしまった。


しばらく家に閉じこもっていた、そんなある日。


父が私に声をかけてきた。


『真美、大学時代の友達から電話が入ってる』


『え…』


もしかして、正孝君…?