「祐誠さんはすごく頑張ってます。頑張り過ぎるくらい頑張ってますよ。あんな立派な会社をしっかり守ってきたんですから。本当に…尊敬します」


「雫が現れなかったら、今頃そろそろつぶれてしまってたかもな。でも、今は心も体も軽い。だから、心配しなくていい」


「私なんかで良かったら…ずっと側にいたいです」


「いなきゃ困る。雫がいなくなったら、また全て重くなってしまう。だから、ずっと側にいてくれ。俺を支えてほしい」


それから…


私は祐誠さんに身を任せ、されるままに愛し合った。


バスルームでの2人きりの甘い時間が流れる。


どうしたのかな?


今日の祐誠さん、いつもより激しい…かも。


だけど、それを全く嫌だとは思わなかった。


大好きな祐誠さんがすぐ隣にいる日常。


いっぱい話をして、笑って…時にはお互いを励まし合って。


2人でいられる現実を噛み締めるように私達は毎日を過ごし、かけがえのない幸せな時を刻んだ。