できるだけたくさんの人にいろんな種類のパンを食べてもらいたいと張り切ってるあんこさん。
きっと『杏』のブースは大盛況だろう。
私も…パン教室、頑張らなきゃね。
「いただきます」
シナモンロールを1口。
「うわっ、美味しい」
シナモンの香りが鼻に抜けて、とても幸せな気持ちになる。
アイシングが甘くて、疲れた体に染み渡る。
私は、窓の外をチラッと見た。
雨…
いつまで続くのかな。
その時、スマホが鳴った。
シナモンロールを食べていた手を急いで洗ってスマホを握った。
「はい!」
「ごめん、忙しかった?」
慧君の声。
「ううん、パン食べてて手が汚れてたから…ごめんね」
「後でかけ直そうか?」
「いいよ、そんなの。どうしたの? 何かあった?」
「そうだよね。恋人同士じゃないんだし、用事もないのに電話なんか…しない方が良かったかな」
きっと『杏』のブースは大盛況だろう。
私も…パン教室、頑張らなきゃね。
「いただきます」
シナモンロールを1口。
「うわっ、美味しい」
シナモンの香りが鼻に抜けて、とても幸せな気持ちになる。
アイシングが甘くて、疲れた体に染み渡る。
私は、窓の外をチラッと見た。
雨…
いつまで続くのかな。
その時、スマホが鳴った。
シナモンロールを食べていた手を急いで洗ってスマホを握った。
「はい!」
「ごめん、忙しかった?」
慧君の声。
「ううん、パン食べてて手が汚れてたから…ごめんね」
「後でかけ直そうか?」
「いいよ、そんなの。どうしたの? 何かあった?」
「そうだよね。恋人同士じゃないんだし、用事もないのに電話なんか…しない方が良かったかな」