東堂さんは『杏』に出入りしてて、雫さんをずっと見てきたんだ。
どんな時もずっと…
そんな長い間、雫さんを見つめていられたこと、心からうらやましいと思った。
「東堂さんと雫さんは同じ25歳なんですよね。いいなぁ、2人とも大人で。僕なんか、雫さんからしたら、ただの年下の男の子くらいにしか思われてないですよ、きっと…」
「雫ちゃんは別としても、俺はそんなに大人じゃないよ。中身は渡辺君の方がしっかりしてる。それに、俺も…彼女には友達、いや、ただの出入りの業者みたいに思われてるだけかも知れない」
そう言って、東堂さんはグラスに残ったビールを飲み干した。
「告白はしないんですか? 僕は…この前しました。一緒にテーマパークに行って。でも、返事はもらえませんでした。はっきりフラれたわけじゃないけど、あれから僕の気持ちは…かなり落ち込んでます」
どんな時もずっと…
そんな長い間、雫さんを見つめていられたこと、心からうらやましいと思った。
「東堂さんと雫さんは同じ25歳なんですよね。いいなぁ、2人とも大人で。僕なんか、雫さんからしたら、ただの年下の男の子くらいにしか思われてないですよ、きっと…」
「雫ちゃんは別としても、俺はそんなに大人じゃないよ。中身は渡辺君の方がしっかりしてる。それに、俺も…彼女には友達、いや、ただの出入りの業者みたいに思われてるだけかも知れない」
そう言って、東堂さんはグラスに残ったビールを飲み干した。
「告白はしないんですか? 僕は…この前しました。一緒にテーマパークに行って。でも、返事はもらえませんでした。はっきりフラれたわけじゃないけど、あれから僕の気持ちは…かなり落ち込んでます」