あなたと恋に落ちるまで~御曹司は、一途に私に恋をする~

すっかり忘れてた。


テーブルには東英大の仲間が8人揃っていた。


いつものメンバー。


男子4、女子4。


亜美も…いる。


「東堂さん。こいつらみんな大学の友達です」


「はじめまして。東英大の学生さんだなんて、みんな頭がいいんだね」


東堂さんの優しく微笑んだ顔に、4人の女子もキュンとしてる感じだ。


「嘘~希良君のお友達ですか? めちゃくちゃイケメンなんですけど~」


「お前、もう酔ってるのか?」


光平が亜美に言った。


「酔ってなんかないよ~だって希良君、亜美のこと全然相手にしてくれないんだもん。私、寂しい~」


「はいはい。もう、飲みすぎなんだよ」


光平は、僕に早く向こうに行けって目で合図してくれた。


この場は光平に任せて、僕はみんなのいるテーブルから1番離れた場所に座った。


「すみません。酔っ払いばっかで…」