『ビッチの凛ちゃん』
中学3年生私はそう呼ばれていた



高校1年生6月

今日は席替えの日

(あーあこの席気に入ってたんだけどな)

名簿番号順なので

クラスの1番後ろ窓側の席。

(あの人とだけは隣になりませんように!)

そんな願いを込めながらくじを引く

席替え後隣はやっぱりあの人

(はぁ...昔から運悪すぎでしょ)

あの人とはクラス一人気者の井上優翔

イケメンでスポーツもできて優しく勉強ができないところが完璧じゃなくていいらしい女子にも男子にも好かれるし誰とでも分け隔て無く仲良くできるタイプの人間だと思う。

それに対して私はクラスに馴染めてないただのぼっち。

でも私は
『友達なんていらない』

上っ面な関係なんて見え見え

厨二病?そんなものでは決してない。

中学の時から男と女が苦手なだけだ

特に大人の男は近寄りたくもない気持ち悪くて仕方ない。

わたしはそれだけのことをされたのだ