ある日の朝、私はある失敗をしてしまった。
キレている兄に口答えをしてしまった。
その日はちょうどお父さんとお兄ちゃんが喧嘩をしてて、お父さんが仕事に行ったあとお兄ちゃんの八つ当たりが私に向いてきた。
気づいたら、私は倒れていた。
顔が痛い。
怖い。
怖い。怖い。
大きな影が私にゆらゆらと近づいてくる。
ーーその後のことはよく覚えてない。ーー
玄関のチャイムの音で目を覚ました。
「はい。」
玄関に出ると、どこか悲しそうな顔をしている
莉愛と遥、隼人の姿があった。
「何?どした?今日は学校休み…だよね?」
「うん。…みゆ大丈夫?」
「なになに?莉愛どしたの?」
「…っ。どしたの?じゃねーよ」
「え?」
「あのね、みゆちゃん。声と物音が聞こえてたんだよ。みゆちゃんの助けて。もうやめて。お願い。こっちに来ないでって声が…お兄さんが家を出てからすぐ…」
「あーそうなんだ。とりあえず中に入って、」
自分でも驚いた。
そんなに言ってたなんて、
お兄ちゃんが出ていった後の安心感のせい…
いや言っていたのは気づいてた。
でも、止まらなかった。
自分でも制御の聞かないものだった。
3人を中に入れて、どれくらい経っただろう。
沈黙が続く。
「あー。お茶でも飲む?」
「「あ、うん。」」
「隼人は?」
「いる。」
正直、なんて言えばいいのか分からない。
何を話したらいいのか。
話していいのか。
私は、冷蔵庫から麦茶を出して
コップに入った麦茶を見ながら
そのまま地べたに座りこんだ。
「どーしよっかな。」
キレている兄に口答えをしてしまった。
その日はちょうどお父さんとお兄ちゃんが喧嘩をしてて、お父さんが仕事に行ったあとお兄ちゃんの八つ当たりが私に向いてきた。
気づいたら、私は倒れていた。
顔が痛い。
怖い。
怖い。怖い。
大きな影が私にゆらゆらと近づいてくる。
ーーその後のことはよく覚えてない。ーー
玄関のチャイムの音で目を覚ました。
「はい。」
玄関に出ると、どこか悲しそうな顔をしている
莉愛と遥、隼人の姿があった。
「何?どした?今日は学校休み…だよね?」
「うん。…みゆ大丈夫?」
「なになに?莉愛どしたの?」
「…っ。どしたの?じゃねーよ」
「え?」
「あのね、みゆちゃん。声と物音が聞こえてたんだよ。みゆちゃんの助けて。もうやめて。お願い。こっちに来ないでって声が…お兄さんが家を出てからすぐ…」
「あーそうなんだ。とりあえず中に入って、」
自分でも驚いた。
そんなに言ってたなんて、
お兄ちゃんが出ていった後の安心感のせい…
いや言っていたのは気づいてた。
でも、止まらなかった。
自分でも制御の聞かないものだった。
3人を中に入れて、どれくらい経っただろう。
沈黙が続く。
「あー。お茶でも飲む?」
「「あ、うん。」」
「隼人は?」
「いる。」
正直、なんて言えばいいのか分からない。
何を話したらいいのか。
話していいのか。
私は、冷蔵庫から麦茶を出して
コップに入った麦茶を見ながら
そのまま地べたに座りこんだ。
「どーしよっかな。」
