朝8時10分 窓際の朝日がよく当たる席が今の私の席。
朝日、人の声、時々流れる放送
その全てが私にとって生活の中に入っていた。
「おっはよ〜」
肩にかかる衝撃で後ろをむくと
そこには、見慣れた3人の顔があった。
肩に飛びついてきたのは小学校の頃からの
友達の 宮野 莉愛 (みやの りあ)
横には 同じく小学校の頃からの友達の
綾瀬 隼人(あやせ はやと) と
飯田 遥(いいだ はるか) がいた。
「おはよう。莉愛、遥、隼人」
「おー…ってかお前のノート貸してくんね?
実はまだ宿題やってないんだわ」
「ちょっと隼人!! 私が先なの!」
「あー(笑)また始まったよ。
おはよう。みゆう。」
何気ない時間。
この愛しさとこの儚さを
私は、きっと誰よりもよく知っている。
この3人と出会ったのは、私が小学校3年生の頃。
家も学校も居場所がなくて、もう消えてしまおうかと街がよく見える展望台に行って、
誰も見たことの無いような綺麗なジャンプをしよう、そして消えていくと心に決め、柵を飛び越えた時
そこには3人の自分と似たような背格好の子供も飛び越えていた
…きまずい。
さすがに1人でジャンプしたかった…
「なにしてんの?」
最初にそう声を発したのはアザだらけの少年だった。
「別に…りあは夕日が1番好きだから。少しでも近くに来て景色を見たかっただけ。」
そういった彼女は、綺麗なピンクのワンピースを
着てツインテールに髪を結んでいた。
アザだらけの少年は
「キレイか… まぁそうだな。」
とよく分からないけど納得をしていた。
その後に
「ほかのふたりは?なんでここに来たの?」
と言った。
私は
「別に。特に理由はないわよ。」と
もう1人の少年は
「ここは思い出の場所なんだ…」と言った。
「ふーん。」
「ねぇねぇ!さっきから聞いてるだけじゃない。あなたはなんできたの?」
「俺? 俺はー…なんかどうでも良くなった。消えたくなって、気づいたらここ来てた。」
とアザだらけの腕を触りながら言った。
「「「ふーん。」」」
沈黙が続いた。
3人で沈んでいく夕日を見た。
するとツインテールの女の子は
「ねぇ!ここで同じ時間に会うだなんてなんか運命感じちゃう!しかもみんな山内小学校でしょ?」
「まぁそうだけど…」
「それがなんだよ?」
「バカだな〜 まだわかんないの?」
「もしかして友達になろうってはなし?」
「そうだよ〜!!!きみは話が早い(笑)
私は宮野莉愛。あなた達は?」
「俺は綾瀬隼人」 「私は柊 美優」
「僕は飯田 遥」
ここから私たちは長い付き合いとなったのだ。
朝日、人の声、時々流れる放送
その全てが私にとって生活の中に入っていた。
「おっはよ〜」
肩にかかる衝撃で後ろをむくと
そこには、見慣れた3人の顔があった。
肩に飛びついてきたのは小学校の頃からの
友達の 宮野 莉愛 (みやの りあ)
横には 同じく小学校の頃からの友達の
綾瀬 隼人(あやせ はやと) と
飯田 遥(いいだ はるか) がいた。
「おはよう。莉愛、遥、隼人」
「おー…ってかお前のノート貸してくんね?
実はまだ宿題やってないんだわ」
「ちょっと隼人!! 私が先なの!」
「あー(笑)また始まったよ。
おはよう。みゆう。」
何気ない時間。
この愛しさとこの儚さを
私は、きっと誰よりもよく知っている。
この3人と出会ったのは、私が小学校3年生の頃。
家も学校も居場所がなくて、もう消えてしまおうかと街がよく見える展望台に行って、
誰も見たことの無いような綺麗なジャンプをしよう、そして消えていくと心に決め、柵を飛び越えた時
そこには3人の自分と似たような背格好の子供も飛び越えていた
…きまずい。
さすがに1人でジャンプしたかった…
「なにしてんの?」
最初にそう声を発したのはアザだらけの少年だった。
「別に…りあは夕日が1番好きだから。少しでも近くに来て景色を見たかっただけ。」
そういった彼女は、綺麗なピンクのワンピースを
着てツインテールに髪を結んでいた。
アザだらけの少年は
「キレイか… まぁそうだな。」
とよく分からないけど納得をしていた。
その後に
「ほかのふたりは?なんでここに来たの?」
と言った。
私は
「別に。特に理由はないわよ。」と
もう1人の少年は
「ここは思い出の場所なんだ…」と言った。
「ふーん。」
「ねぇねぇ!さっきから聞いてるだけじゃない。あなたはなんできたの?」
「俺? 俺はー…なんかどうでも良くなった。消えたくなって、気づいたらここ来てた。」
とアザだらけの腕を触りながら言った。
「「「ふーん。」」」
沈黙が続いた。
3人で沈んでいく夕日を見た。
するとツインテールの女の子は
「ねぇ!ここで同じ時間に会うだなんてなんか運命感じちゃう!しかもみんな山内小学校でしょ?」
「まぁそうだけど…」
「それがなんだよ?」
「バカだな〜 まだわかんないの?」
「もしかして友達になろうってはなし?」
「そうだよ〜!!!きみは話が早い(笑)
私は宮野莉愛。あなた達は?」
「俺は綾瀬隼人」 「私は柊 美優」
「僕は飯田 遥」
ここから私たちは長い付き合いとなったのだ。
