「そんなこと言って……誰よりも“そういう人達”の気持ちを分かってるくせに」

「うう…そうなんだよねえ…。
今のは昔の自分への愚痴だ!ごめん!」

「素直じゃん。いい子いい子」

「子供扱いしないで!!」

「ガキにガキっつって何が悪いんだよ」

くしゃくしゃと頭を撫でて来る柊先生を睨むけど、多分子犬が威嚇してるくらいにしか思われてない。

でもその手が何だか心地よくて癒される。

うん、元気出た。

「よし!柊先生バイバイ!
私はもう一回告白してくるー!!」

「へーい。行ってらっしゃい」