そんなこんなであっという間に放課後
ホームルームが終わり、荷物を整理しながら友人の御影律(みかげりつ)と話をしていた。
律は家も近所ということもあり、小学生から今の高校生まで学校も一緒。
だが俺からしたら腐れ縁みたいな感じだ。
「司ー助けて教科書全部入らねぇ」
「何を言っている、自分でやれ!」
「うわー司くんこわーい酷い最低」
「ほら文句言う暇あったら
さっさと準備せんか!」
「あーわかったわかった
昔っからそのメガホンで喋ったみたいなバカでかい声は変わらないよねー」
「失礼な!何がメガホンだ!!
もう1回言ってみろ!」
「うるっさ……まじ司の声鼓膜破れるわ」
「はあ!?律!お前いい加減に…」
と、言いかけた時
