アナタとの時間



「本当に何も要らないのか。」



何度もそう聞く貴方は、どこか申し訳なさそうだった。



「うん、いらない。」



私は彼を強く抱きしめた。



だってこの時間は私だけのもの。



誰にも邪魔されない。