私はそれからちょくちょく塚本先輩とやり取りをしていた


正直どんな人かもまだわからないけど楽しみではあった



この事は友達にも話してないし塚本先輩もあんまり周りには言ってないらしい


しかし噂が回るのは何故か早くて



私と先輩が付き合ってる噂はどんどん広がっていった


そんな中


下校する途中、いつもの待ち合わせ場所に塚本先輩は居た


「お待たせ」


「うん、行こう」


こうして毎回一緒に帰ってる


でも私は気になるから聞いてみることにした


「なんで私たちが付き合ってるってみんな知ってんだろうね?」


別にバレても構わないと思ってるんだけど


どこかはずかしさがあるから自分からは言わないことにしてる


でも気にはなっていた


そして塚本先輩は言った


「俺、同じクラスの子に告られてさ
俺と美優子が付き合ってること言っちゃったんだよね」


「あ、そうなんだ」


そういう理由ならしょうがないか


そんな軽い気持ちだった