数日後
シャトルさんとはコラボはもうしない
そう決めたけど
ある1件の電話が鳴る
シャトルさんからだった
……なんだろう？
何を言われても断る気で電話に出る
｢もしもし｣
｢あ、もしもし？みーこちゃん？
この間はごめんね、｣
｢いえ、何かありました？｣
｢あ、この間言いたくてどうしても言えなかったことがあったからさ
もしまた時間があったらスタジオに来てもらえないかなって
大事な話なんだよね｣
｢今じゃダメですか？｣
｢……うん、とっても大事な話だからさ
そしたら僕がそっちに行く？｣
｢いや、大丈夫です、｣
｢……ごめんねみーこちゃん
樹希君のことについては僕が言うべきじゃなかったよね｣
｢それなら大丈夫ですこっちで話したんで｣
｢……大丈夫って……｣
｢樹希を許せないなら私の事も許さないでください
彼女さんにも申し訳ないし｣
｢……じ、じゃあ！ほんとにこれで最後！
仕事の話と今後の話なんだ！
空いてる日にスタジオに来て欲しい！｣
……しつこいな
ほんとにこれで最後って言うなら最後にしよう
私だってもう決心してる
樹希の過去を全部受け止めて
ずっと一緒にいるから
