お父さんが覗かないように鍵を閉める 防音だから盗み聞きも出来ない 久しぶりの樹希と2人きりの空間に居る 私が樹希にして欲しいことはただ一つだった 「樹希……頭撫でて」 あんだけ喧嘩して連絡もしてなかったのに 最初に出た一言それだった 「うん」 樹希は私の頭を撫でる