「俺は別にコラボするのはいいんだけどさ
立場的にある程度こっちも利益がないといけないわけじゃん?
どうせならその業界のNo.1クラスの人とコラボした方がお互いにとってもいいわけだから無視したんだよ
樹希君たちのバンドは見てたし本当にいいバンドだなーと思うよ?
でもみーことコラボするのは話は別だよな
俺にコラボ断られたからって娘に近づくんだぞ?」
「……」
「言わせてもらうけど自分の利益しか考えないやつなんて娘のみーこともコラボは嫌だからな」
「……お父さん」
「君にお父さんと呼ばれる筋合いはない!
っていうちゃんとしたお父さんになりたい」
「真面目に聞いてください
シャトルさんはもしかしたらみーことこのまま付き合えるように色々何か手をつけていくと思います
でも、そんなの俺が許したくないです!
俺はみーこが利用されて騙されるような人生になって欲しくない
ついこの間喧嘩しましたけど、みーこは人のために一生懸命努力してくれるんです
だから俺がみーこを支えていきたいんです
Last Melodyのボーカルとしても、みーこの彼氏としても」
俺は今思っていることを全てお父さんにぶつけた
「……うん、是非そうしてくれ
俺はみーこの父親だけど父親らしいことは何も出来てないから
君みたいな人が必要なんだよ」
「…………」
「だから俺以上にその凹んだ手で、優しい心で、みーこに愛情を注いでやってくれ」
お父さんは俺の手を見ていた
凹んだ手で……か



