「みーこ、目閉じて」


「ん?」


俺はみーこにキスをする


や、やわらけー


他の誰にも感じたことのない暖かさが伝わった


「…!?」


「ごめん、嫌だった」


「ち、ちゅーするならするって言ってよ!」


「ごめん、ちゅーした」


「遅いー!心の準備してなかった」


「じゃあもっかいしよう」


「……気絶しちゃうかも」


「んなばかな」





幸せな時間は流れる


もちろんバンドの人達にもみーこと付き合ったことは伝えた


「おーいいねーお前ら会った時からお似合いだと思ったんだよ」


リダがそう言う


「ほんとか?最初嫌われてたぞ?」


「いやー歳とるとわかるんだよなー」


「よくわからん」




そして紅美さんにも言った


「あたしは基本みーこの味方になるけど
なんかみーこで困ったことあったらあたしに聞いてきな」


「心強いな」


「みーこの気まぐれみたいな性格にはあたしも手を焼きまくってるからねー」


「あーやっぱそうなんだ」