俺と美優子さんはショッピングモールを出る



待ち合わせ場所だった駅のベンチに2人で座る


「はあー楽しかったなー」


俺が言うと


「ね!私も楽しかった!」


美優子さんが声を弾ませて言う


「そういや美優子さん今日何時に来たの?」


「んーと10時前くらいかな?」


「早いけど俺も早く行きたくて早めに行ったわ」


「そうなんだ、テレパシーだ」


「テレパシーだな」


美優子さんの言動すべてが可愛く思えてしまう


「この間も同じ時間?」


「うん」


「早いな」


「待ちきれないのは私も同じだもん」


「……それは嬉しいな」