ゴゴゴッゴゴゴゴゴ――!! 砂が細かく震え出したかと思うと、次第に振動が大きくなっていく。
くる! 全身に緊張が駆け巡っていき、恐怖よりも興奮が勝ってしまう。
「おっしゃぁ! 行くぞ!!」
ラバルナが先陣をきって走り出していくと、砂の中から大きな影が飛び出してきた。
ぐねぐねと蠢く巨大な鱗の生物、瞳は無く大きな口が特徴的で、まるで大きな蛇と言い表せた。
口からプスプスと煙を出しながら、怒り狂ってバタバタと暴れている。
「ソマリ、お願い力を貸して」
『さすがの私もモンスター退治はやったことがないから、楽しみかも』
ポゥっと光の玉が全身を包みだし、私とサーベルに宿っていく。
『レイナ、お願いその刃で終わりにしてあげて、あの子の伝説は長すぎたのよ』
わかった。 もちろん、今まで散っていた人々の魂を鎮めるためにも、なんとしてでもこの機会に討伐しなければならない。
「レイナ隊! 進むわよ!! 鐘を鳴らしなさい、相手は目が見えない。音でかく乱しながら各自攻撃開始!!」
「我らも行きますぞ! ファルス隊、レイナ様に続けぇ」
ジャマルが駆け始める。
先陣のラバルナ隊は、不規則に暴れる長い胴体に苦戦しており決定打を与えられてない。
「ぐわぁぁぁ!」
「ッチ! バケモンがぁぁぁぁ!」
バチンッ! 軽いサーベルだと鱗で弾かれてしまい、ダメージにならない。
だけど、鱗に覆われていない腹部ならサーベルでも刃が通りそうだけど、中々弱点を見せてくれなかった。
そうしている間に、冷静さを取り戻したイルルヤンカシュが砂の中に戻ろうと動き出した。
「ダメ! 今戻られたら、もう二度と上には上がってこない」
「そんなこと分かっているが! どうにもできないだろぉ」
こちらの動きを感覚で把握して、的確に反撃してくる砂の竜に私たちが一歩も近づけないでいた。
むしろ、犠牲者が増えないように動くだけで精一杯で懐に入るなんてできない。
崖の上を見ると、松明が左右に大きく揺れ始めている。
「絶対動きを止めるのよ! レイナ隊、前に行くわよ」
私が前進し、クネグネ動く胴体にめがけて突撃していく。
巨大な尾が迫ってくるのをサーベルで受け流すと、その衝撃でジャマルから落ちてしまう。
「レイナ様⁉」
剣を抜くと、急いで走っていく。
相手は既に顔を砂に埋めており、逃げる準備を始めていた。
「行かせない!」
ズバッと一閃、確かな手ごたえを感じると、今まで無傷だった白いお腹にぱっくりと傷から血が噴き出してくる。
「ギャルルルルルルルッ!!」
初めて聞く凶悪なうめき声に、鼓膜が破けそうになった。
しかし、この一撃がこたえたのか相手は再度砂の上に姿を現し、怒り狂い私を見据えてきた。
「うっしゃぁ! 動きが止まった、今だ放てぇぇ!」
ラバルナが大声で崖の上に向かって叫ぶと、バシュンっと大きな音が四方向から聞こえてくると、ザクザクザクと鱗を突き破り巨大な矢が突き刺さる。
「クシュガララルギャアアア!!」
ギシギシっと矢に結ばれた縄が軋む、四発中三発命中し相手は苦しさのあまりにバタバタと動き回るが、ぎっちりと固定され逃げられないでいた。
私が用意した最初の武器は、巨大な矢を放つバリスタの模造品だった。
急造だったので、一発しか撃てないうえに命中率が極端に悪い。 だから相手の動きを止めておかなければならなく、今まで時間がかかってしまったのだ。
「おっし、相手の動きが鈍くないりました。ここからは我らの出番ですぞ!」
ファルス隊が一斉に駆け始める。
ジャマルのお腹を蹴りつつ、武器を構えて大声を発しつつ相手に立ち向かっていく。
「この老兵、いまだにこの瞬間は身が震えますぞ!」
ズバッと縦一撃、深い傷が入る。
さすが、あのサーベルでこのダメージを与えられるなんて、ファルスさんの腕前が優れていることを表していた。
「ギャムアガルルル……」
動きが遅くなる。 それを見た仲間が我先にと追撃にでたが敵はまだ余力を残しており、強烈な一撃が放たれた。
バズンッっと、地響きが感じられると砂煙が周りを包み仲間たちのうめき声が聞こえてくる。
「ダメ、まだ敵は余力が残っているわ、慎重にいかないと」
だが、崖の上からの報せは芳しくないもだった。
チカチカっと危険信号が送られてきてしまう、きっと縄の強度が不安なのだろう。
これだけの巨体を支えるのはやはり無理があったのかもしれない。
「急造品が持ちこたえているが、これ以上は無理かもしれない。早めになんとかしなければ」
「ファルス! 俺と一緒に突っ込むぞ、刺し違えても息の根を止める!!」
「御意、王の後ろは任さられよ!」
あの人たち、身を削って突撃するつもり? それだけはダメ、なんとかしたいけれど、今私たちができることは限られている。
ソマリ、どうしたらよい? 私も彼らと一緒に突撃するべき? もしかしたら、勝てるかもしれない。
『何を言っているの? 勇敢と無謀を間違ってはイケないわ』
「でも! どうした良いの⁉」
『意外と、希望は近くにあるかもしれないわよ』
ぶわっと、風が吹き始める。
あたりは朝日が顔をのぞかせていた。その麓に影がみえる。
「あ、あれは⁉」
くる! 全身に緊張が駆け巡っていき、恐怖よりも興奮が勝ってしまう。
「おっしゃぁ! 行くぞ!!」
ラバルナが先陣をきって走り出していくと、砂の中から大きな影が飛び出してきた。
ぐねぐねと蠢く巨大な鱗の生物、瞳は無く大きな口が特徴的で、まるで大きな蛇と言い表せた。
口からプスプスと煙を出しながら、怒り狂ってバタバタと暴れている。
「ソマリ、お願い力を貸して」
『さすがの私もモンスター退治はやったことがないから、楽しみかも』
ポゥっと光の玉が全身を包みだし、私とサーベルに宿っていく。
『レイナ、お願いその刃で終わりにしてあげて、あの子の伝説は長すぎたのよ』
わかった。 もちろん、今まで散っていた人々の魂を鎮めるためにも、なんとしてでもこの機会に討伐しなければならない。
「レイナ隊! 進むわよ!! 鐘を鳴らしなさい、相手は目が見えない。音でかく乱しながら各自攻撃開始!!」
「我らも行きますぞ! ファルス隊、レイナ様に続けぇ」
ジャマルが駆け始める。
先陣のラバルナ隊は、不規則に暴れる長い胴体に苦戦しており決定打を与えられてない。
「ぐわぁぁぁ!」
「ッチ! バケモンがぁぁぁぁ!」
バチンッ! 軽いサーベルだと鱗で弾かれてしまい、ダメージにならない。
だけど、鱗に覆われていない腹部ならサーベルでも刃が通りそうだけど、中々弱点を見せてくれなかった。
そうしている間に、冷静さを取り戻したイルルヤンカシュが砂の中に戻ろうと動き出した。
「ダメ! 今戻られたら、もう二度と上には上がってこない」
「そんなこと分かっているが! どうにもできないだろぉ」
こちらの動きを感覚で把握して、的確に反撃してくる砂の竜に私たちが一歩も近づけないでいた。
むしろ、犠牲者が増えないように動くだけで精一杯で懐に入るなんてできない。
崖の上を見ると、松明が左右に大きく揺れ始めている。
「絶対動きを止めるのよ! レイナ隊、前に行くわよ」
私が前進し、クネグネ動く胴体にめがけて突撃していく。
巨大な尾が迫ってくるのをサーベルで受け流すと、その衝撃でジャマルから落ちてしまう。
「レイナ様⁉」
剣を抜くと、急いで走っていく。
相手は既に顔を砂に埋めており、逃げる準備を始めていた。
「行かせない!」
ズバッと一閃、確かな手ごたえを感じると、今まで無傷だった白いお腹にぱっくりと傷から血が噴き出してくる。
「ギャルルルルルルルッ!!」
初めて聞く凶悪なうめき声に、鼓膜が破けそうになった。
しかし、この一撃がこたえたのか相手は再度砂の上に姿を現し、怒り狂い私を見据えてきた。
「うっしゃぁ! 動きが止まった、今だ放てぇぇ!」
ラバルナが大声で崖の上に向かって叫ぶと、バシュンっと大きな音が四方向から聞こえてくると、ザクザクザクと鱗を突き破り巨大な矢が突き刺さる。
「クシュガララルギャアアア!!」
ギシギシっと矢に結ばれた縄が軋む、四発中三発命中し相手は苦しさのあまりにバタバタと動き回るが、ぎっちりと固定され逃げられないでいた。
私が用意した最初の武器は、巨大な矢を放つバリスタの模造品だった。
急造だったので、一発しか撃てないうえに命中率が極端に悪い。 だから相手の動きを止めておかなければならなく、今まで時間がかかってしまったのだ。
「おっし、相手の動きが鈍くないりました。ここからは我らの出番ですぞ!」
ファルス隊が一斉に駆け始める。
ジャマルのお腹を蹴りつつ、武器を構えて大声を発しつつ相手に立ち向かっていく。
「この老兵、いまだにこの瞬間は身が震えますぞ!」
ズバッと縦一撃、深い傷が入る。
さすが、あのサーベルでこのダメージを与えられるなんて、ファルスさんの腕前が優れていることを表していた。
「ギャムアガルルル……」
動きが遅くなる。 それを見た仲間が我先にと追撃にでたが敵はまだ余力を残しており、強烈な一撃が放たれた。
バズンッっと、地響きが感じられると砂煙が周りを包み仲間たちのうめき声が聞こえてくる。
「ダメ、まだ敵は余力が残っているわ、慎重にいかないと」
だが、崖の上からの報せは芳しくないもだった。
チカチカっと危険信号が送られてきてしまう、きっと縄の強度が不安なのだろう。
これだけの巨体を支えるのはやはり無理があったのかもしれない。
「急造品が持ちこたえているが、これ以上は無理かもしれない。早めになんとかしなければ」
「ファルス! 俺と一緒に突っ込むぞ、刺し違えても息の根を止める!!」
「御意、王の後ろは任さられよ!」
あの人たち、身を削って突撃するつもり? それだけはダメ、なんとかしたいけれど、今私たちができることは限られている。
ソマリ、どうしたらよい? 私も彼らと一緒に突撃するべき? もしかしたら、勝てるかもしれない。
『何を言っているの? 勇敢と無謀を間違ってはイケないわ』
「でも! どうした良いの⁉」
『意外と、希望は近くにあるかもしれないわよ』
ぶわっと、風が吹き始める。
あたりは朝日が顔をのぞかせていた。その麓に影がみえる。
「あ、あれは⁉」
