満月の夜、甘い束縛






だからといってここで肯定してしまえば変な奴と思われかねない。



「そんなことないですよ。早く帰りますね」






そういえば大丈夫だと思った。
















‥‥‥でも彼には通用しなかった





「帰る必要ないだろ。帰るところもないんだろ?」





なんでこの人はそのことを知っているんだろう‥‥‥








「なんで引き止めるんですか?私がいても邪魔でしょう?」





確かにあんな路上で倒れ込んでいたらおかしいとは思われるよね





‥‥‥‥ましてや男の人に蹴られている人なんて





「別に。逆にこのまま行くあてなくて死なれてもこっちが気分悪ぃ」








なんで死ぬことになってんだか‥‥‥








「死にはしませんよ。これでも2週間は生きてられたんですから。」



「あの男がいたからだろ。また他の男に泊めてもらうのか?」










この人言い方が悪すぎる‥‥‥‥






「言い方が悪いですよ。まぁ大丈夫ですよ。ありがとうございました」







そう言って私は今度こそ帰ろうとした。