そう言ってあの男は一切私の顔を見ずに部屋を出て行った。 そういえば、やる時もろくに顔見てもらったことなかったな。 ふとテーブルを見ると、置いて行った諭吉と隣にはタバコの箱とライター。 タバコないと無理なくせに、何で忘れるかな。