「え?別れる?なんで急に。俺悪いことしたかな?悪いことしたなら謝るから。」
「ごめんなさい。あなたといても甘くないの。」
「は?甘くない?どうゆうこと?」
「ごめんなさい。」
「もういいよ。別れよ。」
8月12日午後12時08分。学校の中庭。8人目の彼氏を振った。
私、真白 未来高校2年生
「未来、お昼休みまた新しい彼氏振ったでしょ!」
この子は桃園 泉一番の親友だ。
「なんだ、泉見てたんだ。」
「見てたってゆうか、噂になってたから。」
「噂?」
「未来が8人目の彼氏振ったって。可愛い顔してたらしだって言われてたよ?」
「そうなんだ別に気にしてないよ。」
昔からたらしとかよく言われてた。自分ではよく分からない好きと言われたから付き合った。何が悪いんだろう。
「で、なんでまた振ったの?あの人結構イケメンだったじゃん。」
「イケメンだったけどあの人苦くてまずかった。」
「また?その未来の人が甘いとか苦いとかよくわかんない。何その感覚」
「なんだろうね。私にもよくわかんないけどみんな苦い。あ!でも泉はちょー甘いよ!」
「よくわかんないけどありがとう。」
私も昔から不思議だった。この感覚。甘かったり苦かったり。匂いじゃない。味でもない。分からないけど感じるその感覚は不思議で答えの出せないものだった。
「真白さん。」
後ろが急に声かけられて体がビクッとしてしまう。
「なんですか。驚かせないでください。夏樹くん」
「あ、ごめんなさい。驚かすつもりはなくて。」
苦い。不味い。
「何の用ですか?」
「真白さんだけ社会のノートでてなくて、先生が怒ってたので、出して欲しいんです。」
「あー。苦い。」
「苦い?何がですか?」
やば。口に出てた。
「な、なんでもないです!ノートは直接先生に出しておくので!さようなら。」
「あ、さようなら。」
クラスの委員長の桐島 夏樹。イケメンでスポーツ万能勉強も出来るしモテモテなんだけど、なんかすごい苦い。
「ねー遥貴今日クレープ食べて帰んない?」
「いいね。俺いちごクレープがいいな。」
「えー私バナナクレープといちごクレープで迷ってたんだよね〜。遥貴がいちごなら私バナナ買って半分こしよ!」
「そーだね!」
甘い。あのカップルはすごく甘い。
私も早く甘い恋をしたい。
甘い恋ってどんなのだろう。ほっぺがとろけてしまうのだろうか。どれだけ幸せなんだろうか。
「未来!!おはよ〜。」
「おはよう!泉」
「今日、体育あるっけ?」
「1時間目体育じゃないっけ?」
「え?!まじ?!」
泉と日常会話をしながら学校へ向かった。
「なにこれ。」
私の下駄箱に一枚の手紙が置いてあった
「えーなになにラブレター?いいなぁ!」
「初めて貰った。」
告白はされたことあるけどラブレターは貰ったこと無かったので結構ワクワクしていた。
「未来ってなんだかんだモテるよね。」
「そんなことないよ。泉だってもてるじゃん」
泉は意外と学校一モテてたりする。
「そんなことないよ。それにモテても私彼氏に一途だから。」
泉には中学2年生の時から付き合っている彼氏がいる。確かその彼氏もモテてた気がする。
「未来、今回の告白OKするの?」
「まぁ、そのつもりだよ。甘くなかったらまた振るつもりだけど。」
「今回は続いて欲しいな〜」
「なんで?」
「ダブルデートしたいから!」
ダブルデートか。してみたいとか思うけどデートすらしたことない私にはハードル高いな。
「いつかね?」
「そのいつかはいつ来るんだよー!」
「き、来てくれありがとう。」
顔は普通だ。でも優しそう。でもやっぱ苦いな。
「佐々木 凛くんだよね?」
「なんで僕の名前?!」
「いやだって、手紙に名前書いてあったし」
「あ!そうだっけ。」
この人意外と馬鹿なのかな?
「真白さん。好きで付き合っ…」
「いいよ。」
私が被せるようにゆうと彼は驚いた顔をしていた。
「えっいいの?」
「うん。」
「そんな簡単に決めちゃっていいの?」
「だからいいよって。私もあなたのこと気になってたの。」
おもってもないことをペラペラと言ってしまう
「ほんとに?!」
彼は嬉しそうな顔をしてた。
「じゃいいよね?僕達付き合ったんだもんね?」
…?!
佐々木くんは私を抱き寄せ唇を近づけてきた。
たすけて。やだ。なにこれ。苦い苦い苦い。
誰かっ…
「いたっ」
私に迫って来ていた佐々木くんが倒れていた。
「な、なにするんだよ!!」
「彼女嫌そうに見えたけど。」
「いいんだよ!僕達付き合ってるんだから。それに、彼氏にキスされそうになるんだ嬉しいはずだろ!」
「ごめんなさい。別れてください。」
最短記録達成。なんか申し訳ない。
「は、は?!」
「彼女はこう言ってるけど?」
「もうしるか!そんな女」
少し心が痛む。
「大丈夫?」
「ありがとうございます。」
あれ。なんだろうこの人味がしない。不思議。
「君名前は?俺は石川 千景」
「私、真白 未来です。」
「あ、未来ってどっかで聞いたことある。」
私も千景ってどっかで…
「千景〜!早くしないとケーキバイキング終わっちゃう!」
「あ、ごめん。」
「あれ、なんで未来と千景一緒にいるの?」
あ、千景って泉の彼氏だ。
「ちょっと色々あってな。てゆうかケーキバイキング行くんだろ?」
「あ、うん!まってよ。てか色々って何〜!」
「なんでもいいだろ。」
「もーきになる!あ、未来!またあした!!バイバイ!」
「バイバイ。」
甘い。泉、私といる時よりすごく甘い。なのに、石川くんの方はなにも味がしない。なんでだろう。
「あ、真白さんおはよ。」
日直だった私は朝早く来て一番乗りしようと思ってたのに先客がいた。
「おはよう。夏樹くん。」
「あのさ、真白さん」
「どうしたの?」
あまり接点のない夏樹くんだから話しかけてくれるのは嬉しい。
「このクラスで部活はいってないの真白さんだけだよね?」
「確かにそうだね。」
泉も陸上部入ってるし。私も一年の時に入ってたんだけどついていけなくなって辞めてしまった。
「良かったら写真部に入らない?」
「写真部?」
うちの学校写真部なんてあったんだ。
「幽霊部員でもいいからさ。部員2人しかいなくて寂しいんだよね。」
「いいですよ。」
写真は昔からよくとってた。父も写真を撮るのが好きだったからカメラなら持ってるし楽しそう。
「じゃ一緒に部室行ってみる?」
「うん。」
校舎の屋上に小さなある温室。ほとんどの生徒が入ったことの無い場所。
「ここだよ。」
「すごい。綺麗。」
「あ、ちょうど良かった。あそこに寝てるのがもう一人の部員だよ。」
サラサラの黒髪に青く光るピアス。花に囲まれて花より綺麗な顔。
「石川 千景だよ。」
初めて人を綺麗だと思った。
「千景起きて。新入部員。」
「ん。うるさい夏樹。ってあれ。真白 未来?」
「あれ、もしかして知り合い?」
「はい。昨日色々あって助けてもらったんです。」
「へー。千景が彼女以外助けるなんて。」
「そいつ俺の彼女の友達らしい」
昨日から思ってたけどこの人ちょっと怖い。無口だし。何にも興味無さそうな眼してるし。なんの味もしないし。
「ごめんなさい。あなたといても甘くないの。」
「は?甘くない?どうゆうこと?」
「ごめんなさい。」
「もういいよ。別れよ。」
8月12日午後12時08分。学校の中庭。8人目の彼氏を振った。
私、真白 未来高校2年生
「未来、お昼休みまた新しい彼氏振ったでしょ!」
この子は桃園 泉一番の親友だ。
「なんだ、泉見てたんだ。」
「見てたってゆうか、噂になってたから。」
「噂?」
「未来が8人目の彼氏振ったって。可愛い顔してたらしだって言われてたよ?」
「そうなんだ別に気にしてないよ。」
昔からたらしとかよく言われてた。自分ではよく分からない好きと言われたから付き合った。何が悪いんだろう。
「で、なんでまた振ったの?あの人結構イケメンだったじゃん。」
「イケメンだったけどあの人苦くてまずかった。」
「また?その未来の人が甘いとか苦いとかよくわかんない。何その感覚」
「なんだろうね。私にもよくわかんないけどみんな苦い。あ!でも泉はちょー甘いよ!」
「よくわかんないけどありがとう。」
私も昔から不思議だった。この感覚。甘かったり苦かったり。匂いじゃない。味でもない。分からないけど感じるその感覚は不思議で答えの出せないものだった。
「真白さん。」
後ろが急に声かけられて体がビクッとしてしまう。
「なんですか。驚かせないでください。夏樹くん」
「あ、ごめんなさい。驚かすつもりはなくて。」
苦い。不味い。
「何の用ですか?」
「真白さんだけ社会のノートでてなくて、先生が怒ってたので、出して欲しいんです。」
「あー。苦い。」
「苦い?何がですか?」
やば。口に出てた。
「な、なんでもないです!ノートは直接先生に出しておくので!さようなら。」
「あ、さようなら。」
クラスの委員長の桐島 夏樹。イケメンでスポーツ万能勉強も出来るしモテモテなんだけど、なんかすごい苦い。
「ねー遥貴今日クレープ食べて帰んない?」
「いいね。俺いちごクレープがいいな。」
「えー私バナナクレープといちごクレープで迷ってたんだよね〜。遥貴がいちごなら私バナナ買って半分こしよ!」
「そーだね!」
甘い。あのカップルはすごく甘い。
私も早く甘い恋をしたい。
甘い恋ってどんなのだろう。ほっぺがとろけてしまうのだろうか。どれだけ幸せなんだろうか。
「未来!!おはよ〜。」
「おはよう!泉」
「今日、体育あるっけ?」
「1時間目体育じゃないっけ?」
「え?!まじ?!」
泉と日常会話をしながら学校へ向かった。
「なにこれ。」
私の下駄箱に一枚の手紙が置いてあった
「えーなになにラブレター?いいなぁ!」
「初めて貰った。」
告白はされたことあるけどラブレターは貰ったこと無かったので結構ワクワクしていた。
「未来ってなんだかんだモテるよね。」
「そんなことないよ。泉だってもてるじゃん」
泉は意外と学校一モテてたりする。
「そんなことないよ。それにモテても私彼氏に一途だから。」
泉には中学2年生の時から付き合っている彼氏がいる。確かその彼氏もモテてた気がする。
「未来、今回の告白OKするの?」
「まぁ、そのつもりだよ。甘くなかったらまた振るつもりだけど。」
「今回は続いて欲しいな〜」
「なんで?」
「ダブルデートしたいから!」
ダブルデートか。してみたいとか思うけどデートすらしたことない私にはハードル高いな。
「いつかね?」
「そのいつかはいつ来るんだよー!」
「き、来てくれありがとう。」
顔は普通だ。でも優しそう。でもやっぱ苦いな。
「佐々木 凛くんだよね?」
「なんで僕の名前?!」
「いやだって、手紙に名前書いてあったし」
「あ!そうだっけ。」
この人意外と馬鹿なのかな?
「真白さん。好きで付き合っ…」
「いいよ。」
私が被せるようにゆうと彼は驚いた顔をしていた。
「えっいいの?」
「うん。」
「そんな簡単に決めちゃっていいの?」
「だからいいよって。私もあなたのこと気になってたの。」
おもってもないことをペラペラと言ってしまう
「ほんとに?!」
彼は嬉しそうな顔をしてた。
「じゃいいよね?僕達付き合ったんだもんね?」
…?!
佐々木くんは私を抱き寄せ唇を近づけてきた。
たすけて。やだ。なにこれ。苦い苦い苦い。
誰かっ…
「いたっ」
私に迫って来ていた佐々木くんが倒れていた。
「な、なにするんだよ!!」
「彼女嫌そうに見えたけど。」
「いいんだよ!僕達付き合ってるんだから。それに、彼氏にキスされそうになるんだ嬉しいはずだろ!」
「ごめんなさい。別れてください。」
最短記録達成。なんか申し訳ない。
「は、は?!」
「彼女はこう言ってるけど?」
「もうしるか!そんな女」
少し心が痛む。
「大丈夫?」
「ありがとうございます。」
あれ。なんだろうこの人味がしない。不思議。
「君名前は?俺は石川 千景」
「私、真白 未来です。」
「あ、未来ってどっかで聞いたことある。」
私も千景ってどっかで…
「千景〜!早くしないとケーキバイキング終わっちゃう!」
「あ、ごめん。」
「あれ、なんで未来と千景一緒にいるの?」
あ、千景って泉の彼氏だ。
「ちょっと色々あってな。てゆうかケーキバイキング行くんだろ?」
「あ、うん!まってよ。てか色々って何〜!」
「なんでもいいだろ。」
「もーきになる!あ、未来!またあした!!バイバイ!」
「バイバイ。」
甘い。泉、私といる時よりすごく甘い。なのに、石川くんの方はなにも味がしない。なんでだろう。
「あ、真白さんおはよ。」
日直だった私は朝早く来て一番乗りしようと思ってたのに先客がいた。
「おはよう。夏樹くん。」
「あのさ、真白さん」
「どうしたの?」
あまり接点のない夏樹くんだから話しかけてくれるのは嬉しい。
「このクラスで部活はいってないの真白さんだけだよね?」
「確かにそうだね。」
泉も陸上部入ってるし。私も一年の時に入ってたんだけどついていけなくなって辞めてしまった。
「良かったら写真部に入らない?」
「写真部?」
うちの学校写真部なんてあったんだ。
「幽霊部員でもいいからさ。部員2人しかいなくて寂しいんだよね。」
「いいですよ。」
写真は昔からよくとってた。父も写真を撮るのが好きだったからカメラなら持ってるし楽しそう。
「じゃ一緒に部室行ってみる?」
「うん。」
校舎の屋上に小さなある温室。ほとんどの生徒が入ったことの無い場所。
「ここだよ。」
「すごい。綺麗。」
「あ、ちょうど良かった。あそこに寝てるのがもう一人の部員だよ。」
サラサラの黒髪に青く光るピアス。花に囲まれて花より綺麗な顔。
「石川 千景だよ。」
初めて人を綺麗だと思った。
「千景起きて。新入部員。」
「ん。うるさい夏樹。ってあれ。真白 未来?」
「あれ、もしかして知り合い?」
「はい。昨日色々あって助けてもらったんです。」
「へー。千景が彼女以外助けるなんて。」
「そいつ俺の彼女の友達らしい」
昨日から思ってたけどこの人ちょっと怖い。無口だし。何にも興味無さそうな眼してるし。なんの味もしないし。
