「……笑わないでよ、由紀」
「だってさぁ、まさかに犬にまでモテモテとは思わないじゃん、良太」
「……嬉しくない」
ほっぺを膨らませてすねる良太。なんか可愛い。
「いいじゃん、可愛い男のが大好きなんだって!」
「オレ、可愛くないし……ふんっ」
「すねてる」
「別に!」
(なんだか、微笑ましいなぁ。それに、良太って案外優しくて頼れるところあるんだなぁ)
正直少しときめいちゃったもん。勇ましいって言うか……ねえ? 男の子らしいって言うか……うん。かっこよかった。さっきの良太は。
「お礼にクレープおごるね、良太」
「え? 何かオレ特別なことした?」
無意識だったらしい良太は不思議そうに言った。ソコがますます好感度上がるのである。素でこんなことできるって、間違いなく良太はいい奴。
「とにかく、おごらせて?」
「よくわかんないけど、今度はオレがおごるなら……」
はてなマークを浮かばせまくる良太を連れて、うちは美味しいクレープ屋へ向かったのだった。2人で食べた、そのクレープはなんだか甘酸っぱいような、キュンとする特別な味がした。
「だってさぁ、まさかに犬にまでモテモテとは思わないじゃん、良太」
「……嬉しくない」
ほっぺを膨らませてすねる良太。なんか可愛い。
「いいじゃん、可愛い男のが大好きなんだって!」
「オレ、可愛くないし……ふんっ」
「すねてる」
「別に!」
(なんだか、微笑ましいなぁ。それに、良太って案外優しくて頼れるところあるんだなぁ)
正直少しときめいちゃったもん。勇ましいって言うか……ねえ? 男の子らしいって言うか……うん。かっこよかった。さっきの良太は。
「お礼にクレープおごるね、良太」
「え? 何かオレ特別なことした?」
無意識だったらしい良太は不思議そうに言った。ソコがますます好感度上がるのである。素でこんなことできるって、間違いなく良太はいい奴。
「とにかく、おごらせて?」
「よくわかんないけど、今度はオレがおごるなら……」
はてなマークを浮かばせまくる良太を連れて、うちは美味しいクレープ屋へ向かったのだった。2人で食べた、そのクレープはなんだか甘酸っぱいような、キュンとする特別な味がした。

