お願い、名前を呼んで。

会社に出社すると、いつもと変わらない朝だった。
当然と言えば当然だ。
だって、日常は昨日の続きなのだから。

デスクに着いてメールを開けると、昨日の帰りに送っておいた取引業者から返信が来ていた。

こちらが希望した資材を準備してくれるとのことで、ひと安心だ。

チャットも届いている。
竹内君からだ。

『おはよう。二日酔い、大丈夫?
俺はかなり頭が痛い。」

竹内君も二日酔いみたいだ。
だとしたら、昨日の夜のことは覚えてないかも・・。

『おはよう。私も二日酔い。昨日は迷惑を掛けたみたいでごめんなさい。ありがとう。』

まさか、『私達に何かあった?』とは聞けない。

取り敢えず、今日の仕事に取り掛かる事にした。
仕事は待ってはくれないのだから。