あの日
もう莉央は来なくなった。

「はぁ.....」
今日もまたため息を吐く
「これで5回目だよ?」
ほのにそう言われた。
「だって ....」
やばい秘密は言っちゃダメだ。
「どうかした? ねぇ最近おかしいよ?」
やっぱりそうなのか
莉央はどうしているんだろう
「相談に乗るよ?陽菜隠さないで」
そう言われると
「穂乃果......ほの.... 」
涙が溢れていた。
「あのね....莉央先輩....死んじゃうかもしれないの....」
すると、穂乃果が
「えぇ!?マジか....」
「私いつの間にか莉央先輩のこと好きになってしまったの.........」
「うん......」
穂乃果は聞いてくれる
最高の幼なじみだ。
「でもねアメリカに行っちゃって入院するんだって でもね手術の成功率は30% でも目を覚ます確率は5% たとえ目を覚ましても後遺症があるかもしれないし、一生寝たきりかもしれないんだって.....」
長くなっちゃった
キモいよね、普通
でも
「そうなんだね.....辛かったね.....」
「私もね好きな先輩いたんだ。女の子だけどね」
穂乃果も居たんだ
「でもね病気で亡くなってね... もう恋をしないって決めたの でもね皐月くんのおかげで全てが変わったの” 恋”って凄いんだね....」
「そうなんだ..... 穂乃果も....仲間なんだね」
「うん....仲間だよ!!!私たち」
「えへへ」
あれ私

なんだか


安心した?




「”恋”って凄いんだね」
「”恋”って凄いよ!」

「今日神宮行こうか!うちの従兄弟とても有名な神宮があるから!お守りを買ってお御籤とか色々しよ!」

「うん!」



莉央先輩待っていてね