それから、心療内科に行った私は全て隠さず先生に話しました。その頃には、先輩たちの態度に最初からあった違和感などを全部わかっていたので、話し始めてすぐに泣き出してしまいました。

「そんな職場に無理しておる必要なんてないよ。休むか辞めるか、選びな」

先生はそう言ってくれた後、診断書を書いてくれました。とはいえ、私は心の病気に本当にかかっているわけではないので、現状報告だけをまとめたものです。

それから、父が病院に話をしてくれて、N先輩ともう一人の先輩は呼び出されて厳重注意を受けました。そして、私も呼び出されて看護師長さんと話をしました。

N先輩たちの指導に全く問題はなく、そこに関しては異論はないということや、病棟内で陰口を言われていたことにモヤモヤしたことなど、師長さんに相談しようか考えたけど、怖くて言えなかったことなど、つっかえながらも本音を話すことができました。

「これからは、どんな些細なことでもきちんと話すこと。これが宿題」