「逃げないでよ!そこの君!」

「私と付き合ってくんない?‪w」

急に廊下中が静かになる、
渡辺春愛が、見ていたのは、



他でもない。俺だった。




「じゃあ、きまりね!よろしくね!」


┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈


なんで、こうなった?

え?

気まずい。

場違い。

今、屋上で渡辺春愛と二人きり。

帰りたい。

そんなことを思ってると、
渡辺春愛が口を開いた。

「ねぇ?しゅー?」

「はいっ!なんでしょうか?」

緊張しすぎて、声が裏返った、
おわった。


「‪w‪w‪wそんなかしこまらなくても!‪w」

「コミュ障?‪w」

「いや!べつに」


当たり前だ。男子のほとんどが好きな人を聞くと、渡辺春愛と答えるだろう。
⚠西山の、偏見である。⚠

「しゅーはさっ、私の事、知ってた?」