1人で頑張らなくてもいいんだよ、俺にも頼ってよ



「全く…すぐ電話するなよな」

「ごめん、つい…どうしよう」

菜々美は両手を合わせてごめんと謝る

「別にどうもしなくていいんじゃねーの
そのうちわかるだろ」

「そのうちって?」

海斗が少し考える……

「俺が菜々美って呼べばみんな気づくんじゃね」

菜々美は照れて海斗にそっと抱きついた



自分がまた部活を再開したこと、菜々美の家の事情などわかってるから付き合う事は正直頭になかった

お互い負担になるなら友達のままでとも思った

だけど、剣也の告白やクラスの男子の話を聞いたらやっぱり駄目だ

菜々美があんな泣き方をしなかったらもしかしたら送るだけだったかも

でも菜々美をやっぱり守りたい

頼って欲しいし菜々美にめちゃくちゃ甘えて欲しい




「菜々美……付き合おう」

「でも……デートとか……」

「それはわかってるし、菜々美の今の気持ちを教えて?」



「迷惑…ばっかり掛けちゃうかもしれないけど私の支えになって下さい
こちらこそお願いします」

「(笑)固くね?」
「そうかな…」


「でも菜々美は軽いの嫌だもんな」

「今どきのJKではないかもしれないけど」

「俺も軽いのは苦手」

海斗は菜々美にもう1度キスをした

「やばい、キスが止まんないかも(笑)」

2人は手を繋いで土手を歩いた