全員が揃い海斗が挨拶をする


「じゃあ、この間のクラスマッチはお疲れ様でした、そして、今日全員参加と言うことでこのクラスのこれからの一致団結を約束して…
乾杯〜」

『カンパーイ 』

打ち上げが始まった

菜々美もいつもの4人とは席が離れ違う友達と話す

「海斗〜、この間のサッカーさぁ、俺は感動したぜ」

男子が話しかけてくる

サッカー部でいつも一緒にいる亮太も喜んでいた

「サッカー部入ってくれて俺は嬉しいよ、やっぱり上手いんだぜ」


「いやいや、サッカーは1人で出来るものじゃないし、みんなが頑張ったからだよ」

「偉そうにしないところがお前はいいよな」

「海斗って怒んの?」

「俺…そんなに穏やかな男じゃないよ」

「まだ猫被ってんの?爽やかでいい男じゃん」

男子達は口々に話す


「俺って、冷たいかも……」

すぐに亮太が否定する

「全然冷たくないじゃん、部活でもまだ入ったばかりなのにみんなと仲良くなってるし、優しいと思うけどな」


多分みんな優しいんだよ、きっと俺と同じことするよ

サッカーだって遅れてるから必死で取り戻そうとしてるだけ

クラスでも委員長だからまとめなきゃいけないと思ってるだけ

ただの負けず嫌いだ

みんなが俺の事を悪く言わないから怒らないだけ

でも誉められるのはいい気持ちだ

天邪鬼だな俺は……

「でも、海斗って負けるの嫌だよな」

亮太が言ってきた

びっくりした、心を読まれたのかと思った

「冷たくはないけど、剣也にライバル心はむき出しじゃん」

「まあ、それは中学から一緒だったし、負けたくないよ」

「負けたくないのはサッカーだけ?」

「どういう事?」

「んー、別に……」

亮太は他の席へ移った