1人で頑張らなくてもいいんだよ、俺にも頼ってよ



“ 菜々美さんを見かけたわ”

“ 妹をおばあちゃん家に迎えに行った、ご飯してからまた学校に戻ってくる”

携帯をお父さんに見せる

「大変ね、もう戻らなくてもいいんじゃないかしら」

「責任感と、やっぱりクラスが楽しいんだろうな、父さんでも助けたくなる

家のリフォームでも考えてみるかな(笑)」

「海斗が自分でするらしいからまかせましょ」

「残念だ、考えるくらいは許してくれるだろう」

「そうね、面白そうね」


学校では海斗の指示で片付けをしていた


余った材料は女子で適当にわけてくれということだった

男子は教室の机や椅子を並べ直す

こういう時に誰もサボらないのがこのクラスのいいところだ

「みんな、ごめんね、遅くなって」

菜々美が戻ってきた

先生に報告をして解散となった

海斗くんが送ってくれた

今日はあがらずに帰ると言って明日の約束をした

明日は打ち上げだ
菜々美のお父さんが今日の夜中に帰ってくるから明日は海斗の家に遊びに行くことにした

疲れた……
2日間の忙しさがどっと出た

お父さんが夜中に帰ってきて、軽く夜食を作り朝早く2人を送り出した

健くんの中学は小学校より少し遠い

自転車通学が認められるギリギリの距離で、残念なことに徒歩通学なのだ

朝が30分早くなった

近くに友達もいるし、健くんは楽しそうに歩いて通っている

お昼お弁当を作って行こうかなと思い、お父さんの分と3人分作った

お父さんはまだ寝ている

いってきますと手紙を添えて、夕食もチンしたらいいだけに準備して……

昼前に菜々美は海斗の家についた

ピンポーン