玄関の開く音がした

「ただいま」

菜々美と海斗はキスをやめて、下におりる

「お邪魔してます、新谷海斗と言います
菜々美さんとお付き合いさせてもらってます」

深々と頭を下げた

「下の2人がよく話してくれてたよ」

「すみません、遅くにお邪魔して、どうしても今日話したいことがあって」

「そうか……」



「お話終わったの?」

「うん、琴ちゃん終わったよ」

「仲良し?」

「もちろん(笑)おいで」

海斗が手を広げるとジャンプして飛び乗った


「お兄ちゃん〜」

「昨日は来れなくてごめんな、また来るからな」

「うん!」

父親は着替えてきていた

「また、ゆっくり来なさい」

「ありがとうございます」

菜々美は玄関で見送る

「健にも謝っといて、またくるから」

「わかった、じゃあね」

海斗からキスをした

「じゃあ、明日」

私も素直にならなきゃ



あっ、お父さんにご飯、ご飯

「海斗くんは部活やってるのか?遅い時間だが」

「あっ、サッカー部なの、それで健くんが時々教えてもらってて……」

「ただいまぁー」

健くんが帰ってきた