シャワーのお湯を頭からガンガンかけた



明日香を怖がらせた

一瞬でもあんな明日香の顔は見たくなかった

笑顔の明日香が好きなのに……

やっぱり外で別れるべきだったのかな

自分ばっかりもしかして明日香と…なんて考えて…


俺達にはまだ早かったか

俺ばっか気持ちが焦ってバカみたいだ



「亮ちゃん」

ドアの外から明日香の声がした

「な、何?帰るなら送るからちょっと待って」


「開けていい?」

えっ?

「だ、駄目だよ、裸だし」


亮太は焦った

「開けるね」

亮太は慌ててタオルを腰に巻いた

「ちょっと明日香待てない?……明日香…」

亮太は髪の毛をかきあげて後ろを向いた


そこにはバスタオルを巻いた明日香がいた

「明日香、何て格好してんだよ!」

「私も部活終わりだからシャワーを……」

「何言ってんだよ……ごめん、俺がこんなとこに連れてきて明日香を怖がらせた」


「怖くないよ、亮ちゃんと一緒にいることは…
ただいつも通りちょっとイチャイチャしたかったけど今は自分の家じゃないし、2人きりだって気づいてびっくりしただけなの」

「でも……やっぱりまだ早いだろ?付き合って1ヶ月と少しだし」


「亮ちゃん、亮ちゃんとのキスの後はいつももっとって思うよ……足りない」

マジか……亮太はしゃがみ込んだ

「俺だけがっついて嫌われてもイヤだと思った」


「亮ちゃんの事好きだよ(笑)」